26年

<OT 野崎>

4月に長男が小学校に入学しました。
知り合いからの誘いを受けて、PTAの役員をやっています。


PTAの役員会に出席した時に、ひとりの先生が「〇〇小学校の野崎くんですよね」と声をかけてくれました。
よ〜くみると、私が小学校3年生の時の担任の先生でした。


当時の先生は、大学を卒業したばかり教師1年目の新米先生でした。
授業がうまくいかず、生徒の前でも涙を流していたのを覚えています。


26年ぶりに会った先生は、主任先生になっていました。
校長先生からの指示を各先生に伝えたり、若い先生の指導・相談を行ったりしているそうです。
校長先生曰く、子供達の心をつかむのが上手なグレートティーチャーらしいです。
他の先生方からも慕われ、頼りにされている感じがすごく伝わってきます。


先日、文化祭が開催され、その反省会も行われました。
お酒の席で、先生と話をする機会がありました。
その時の先生の言葉です。


「先生(先輩)が失敗している姿を生徒(後輩)に見せることは良いことだと思う。
失敗は巻き返すことができる事・巻き返した時に成長できる事を
身を持って教えてあげることができるから」


「同じ掃除をしていても、子供達の動機は様々。
褒められたくてしている子、何となくやっている子、嫌々やっている子、動機の内容も程度も様々。
その気持を感じながら、それぞれに言葉を変えて対応することを大切にしている。」


失礼ですが、当時の先生からは想像できない言葉でした。
きっと先生は、失敗を繰り返しながら、それでも一生懸命・誠実に子供達と向き合ってこられたのだと感じました。
26年ぶりの授業は、心に染みる内容でした。
私もキャリア26年くらい経った時に、先生の様に深イイ話ができるように精進したいです。