脱水

もうすぐ夏がやってきます。まだ5月なのに暑い日が続いています。今年の夏はどうでしょうか?暑くなりそうです…。そして気をつけなければいけないのは、脱水です!!特に高齢者の方は注意が必要です。
ここでまめ知識♪

高齢者の脱水になりやすい原因

①身体の水分量が減る
人間は身体の約60%が水分だといわれています。 人間の体は意外にも水分が多いんです。
そして水分は主に筋肉に蓄えられています。しかし、年をとるにつれ、筋肉量が減るとともに、体の水分量も失われます。
一般的には、高齢者の身体の水分量は、若い頃に比べると約10%減り、約50%だといわれています。つまり、体の中の水分量が少なくなるため、若い頃より脱水症になりやすくなります。

②腎臓の機能が低下する
腎臓は食べ物などを消化した後に残った毒素や老廃物を尿と一緒に排出する機能を持っています。しかし、年をとるとこの腎臓の機能が低下します。
そのため、老廃物を排出するためにはより多くの尿量が必要になるため、身体の水分も失われやすくなります。

③感覚機能が低下する
年をとると、感覚機能も低下します。そのため、身体の中の水分が不足していても喉の渇きが分かりにくくなる傾向があります。

④利尿剤の影響
高齢者は代謝機能が低下しているため、薬物の影響を受けやすくなります。
特に、慢性心不全や高血圧の治療薬として使用される利尿剤の投与に関しては、脱水症の危険因子となりうるので注意が必要です。

みなさん、特に高齢者の方は脱水には気をつけましょう。そして、水分をこまめにとりましょう☆

            by 微笑み