退院後の訪問調査

3階回復期病棟では在宅復帰をされた方を対象に、退院後の生活調査を実施しています。


その患者様にかかわったリハビリスタッフやケアマネ、ソーシャルワーカーなどが訪問し、現在の生活状況について調査をしに行きます。


患者様の中には生活動作が不安定な状態で在宅復帰される方も中にはおられ、その後の生活はどうなっているのかリハビリスタッフとしても気になることも多々あります。


先月、私も訪問調査に行ってきました。その方は自宅ではなく、高齢者アパートに住んでおられる方でデイサービスを併用しながら過ごされています。
ご高齢ということもあり、私の顔は覚えていませんでしたが、当院に入院していた時と変わらず、表情も元気そうで何よりでした。


退院後は、病院内で解決できずにいたこと、また入院期間中では分からなかった新たに見つかる点など問題点は様々なようです。今後そのような問題点に対しても、解決策を考え提案していくこともリハビリスタッフにとって課題になってくるのではないかと思います。


前回の訪問では、介助が必要なのに1人でトイレに行こうとされ、転倒してしまったというケースでした。ナースコールの必要性も理解されている方でしたが、介助者の手を借りるのを遠慮してしまう方であり、たびたび入院中にも見られていました。

その点を相談された際に、環境設定、介助方法などの提案をさせていただきましたが、次回の訪問日にはその後の経過を聞き、さらに修正点等を提案していけたらと考えています。


まだ、OTとしての経験、持っている知識は浅いですが、家屋調査や生活調査等を介して退院後の生活もできるだけ安全に送っていただけるよう、うまく提案できるようになっていきたいと思っています。

OTマメ