病院見学

<OT もやし>

 17日(木)に大阪の千里リハビリテーション病院へ見学に行ってきました。見た目はリハビリテーションリゾートというだけあって高級ホテルのような印象を受けました。


 回復期リハビリテーション病棟で仕事をしていると患者さんの生活をイメージして、如何に自宅に近い環境を整えていくかが焦点になってきます。見学前は、自宅とリゾートとのギャップに疑問を持っていました。


 しかし、リゾートの外見とは裏腹に生活をイメージした様々な工夫が千里リハビリテーション病院にはありました。バリアフリーではなくあえてバリアを作ることで生活の困難さを体験・練習するため、手すりがほとんどなかったり、食事に行くために屋根の無い廊下を歩いて行ったり(雨にぬれたりもするそうです)、畳にわざと敷居を設けたりなどなど在宅生活や社会生活を想定したハード面の工夫がたくさんありました。


 その他にも、カンファレンスへの家族参加の呼びかけが徹底されていたり、社員教育のシステムが整っていたりなど私たちが直面している課題に参考になりそうなことがたくさんありました。


 いくつか病院見学を行ってきましたが、やはりどんな病院にしたいか、どんな強みをもって患者さんと向き合っていくか芯をしっかりもつことが大切だと改めて思いました。


 千里リハビリテーション病院副院長の吉尾先生をはじめ、スタッフの方々、本当にありがとうございました。


写真を何枚か撮りましたが、ホームページの方が分かりやすそうです…
http://senri-rehab.jp/