寂しい秋

9月も半ばを迎え、扱った猛暑も落ち着き秋の気配が感じられるようになってきました。

さて、先週の事ですが、新聞のお悔やみの記事を拝見していたところ
昔、10年間ほど専属で担当させて頂いてた患者様の名前が載っており
長年顔を見ていただけに何とも言えない寂しい思いを感じました。
この方の症状は慢性化しており、僕が担当させて頂く前から通院されてて
完治に向けての治療と言うよりは悪化防止のための現状維持目的での治療でした。
それで長年通院されていたのですが、僕が転職する事になり別れる際には
「何処の病院へ転職されるの? もし良かったらこれからも続けて治療を担当して欲しいから貴方の
転職先へ通院させてもらいたい」って言ってくれましてとても嬉しく心の励みになる方だったんです。
しかし、後日転職先が池田リハビリに決まり、とてもじゃないけど
その方のご自宅からは遠すぎて通院できるものではありませんでした。
それを患者様のご自宅へ連絡させてもらったところとても残念な思いをされ、
それっきりその方とは顔も見ておらず、風の便りでは僕が担当外れて以来通院もされなくなり、
どうされているのか誰もわからないままだったのです。
まさか、お悔やみの記事で消息を目にするとは・・・・寂しい秋の始りです。

                                    
                                      マ師 水